第一管区海上保安本部は18日午後2時から記者会見を開き、知床遊覧船・桂田精一容疑者の逮捕について説明しました。 初めに藤田望・警備救難部長は、18日午前9時37分に桂田容疑者を逮捕したことを報告したうえで、「KAZUⅠ単独での航行中に発生しており、沈没理由を明らかにする過程は困難を極め、 難しい捜査となりました」と振り返りました。 また、捜査を担当した蠣崎孝司・刑事課長も「26名全員が死亡または行方不明となり、事故の目撃者がいない中、 沈没に至るメカニズムを解明するため、様々な鑑定や データの分析など、証拠を丹念に積み重ねる必要がある難しい捜査を2年以上にわたり続けていたものです。 検察とも緊密に連携を図り、 慎重に捜査を進めた結果、容疑が固まったことから、本日の逮捕に至ったものです」と説明しました。 第一管区海上保安本部は「引き続き事件の全容解明にむけ、全力で捜査を続けてまいります」としています。