インテル、4-6月売上高は予想中間値に届かず-華為向け制限強化で
(ブルームバーグ): 米インテルは4ー6月(第2四半期)の売上高が以前に示した見通しの中間値を下回ると予想する。中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)向けの半導体輸出を米政府が新たに禁止したことが響くとみる。
インテルは8日の発表文で、4-6月の売上高は依然として従来の予想レンジである125億-135億ドル(約1兆9400億-2兆1000億円)の範囲内にはとどまるとみているが、「中間値は下回る」との見解を示した。通期の増収増益も引き続き見込むという。
事情に詳しい関係者によると、米政府は7日、ファーウェイに対する輸出規制を一段と強化し、同社向けにインテルやクアルコムが半導体を輸出するライセンスを取り消した。ライセンス取り消しはファーウェイ製のスマートフォンやノートパソコンで使用される米国の半導体販売に影響すると、匿名を条件に述べた関係者が明らかにした。
米政府、ファーウェイ向け半導体輸出許可取り消し-インテルなど対象
この決定で影響を受ける半導体の数量は多くはないかもしれないが、幅広い半導体技術への中国のアクセスを制限するという米政府の決意を浮き彫りにする。米政府はまた、ファーウェイに半導体を供給した疑いのある中国企業6社に対し、制裁を科すことも検討している。ファーウェイは2019年から米国の貿易制限対象とされている。
インテルの株価はこの発表を受け、米国時間8日早朝の時間外取引で一時2.1%下落。クアルコムの株価は一時0.3%安。
原題:Intel Sees Revenue Falling Below Midpoint After US Huawei Ban(抜粋)
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Lynn Doan