MLBコミッショナー ロス五輪での大リーグ選手参加交渉は「継続中」大谷翔平らトップ選手が出場熱望
大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッドコミッショナー(66)が20日(日本時間21日)、オーナー会議が行われている米ニューヨークで取材に応じ、ドジャースの大谷翔平投手(30)らが出場を熱望している2028年ロス五輪への大リーグ選手の参加について言及した。 【写真あり】A・ロッド氏 佐々木主浩氏、松山英樹との豪華3ショット公開 日本満喫中「和食は素晴らしい」 野球が2大会ぶりに実施されるロス五輪まであと4年。最大の焦点は史上初めてトップメジャーリーガーが出場するのか、否かだ。マンフレッドコミッショナーは進捗状況について「話し合いはしている。継続中だ。私たちも馴染みのジョン・スラッシャー(ナイキの元重役)がLA28のスタッフに加わるという変化があった。ジョンの準備が整えば、話し合いの速度はおそらく一気に上がるだろう」と話した。 大谷はオールスター戦前日の7月15日の会見でロス五輪への出場の意思を問われると「五輪は特別。出たい気持ちはもちろんある」と出場意思を表明していた。大谷の意思表明には、ヤンキース・ジャッジ、フィリーズ・ハーパーら大物スターも次々と賛同。翌16日にマンフレッドコミッショナーも「話し合う準備はある。オープンな姿勢だ」と態度を軟化させていた。 プエルトリコ・サンフアンやメキシコで公式戦を行うかについて問われると「サンフアンでの試合はない。努力はしたが、経済的に実を結ばなかった。まだサンフアンで実行したいと思っていて、状況は1年ごとに変わる。未来の実現は願っている。メキシコシティは今年の課題ではないが、また行われるだろう。昨シーズン中は強力な海外試合を行うことができた」と話した。 来季はドジャース―カブス戦が日本で行われることには「来季は東京で開幕する。とてもいい経済的な理由で今では東京が私たちのフォーカスだ」とも話した。 スピーチでは「ゲームの状況について、(オーナー)グループ内に楽観的な空気がある。試合時間はこの40年で最短。観客動員は7年で最多であり、9月に関しては13年で最多だった。選手のマーケティングに関してもよりいい仕事ができている。アーロン・ジャッジや大谷翔平(の人気)がフォーカスされがちだが、彼らだけではない。ボビー・ウィットJr.、ポール・スキーンズといった多くの若手がソーシャルメディアなどで(ファンに)多くを供給してくれている。ファン層は若返っている。18~34歳の視聴者は倍増した。このゲームはいい方向に向かっている。中でも最も重要かもしれないことは、ポストシーズンと韓国での開幕戦の海外での数字だ。私たちが長い期間にわたって行ってきた海外投資が報われていると私たちに信じさせてくれる。みんなが私たちの現状に満足しているだろう」と話した。