山田尚子のアニメ映画「きみの色」にやす子、悠木碧、寿美菜子、戸田恵子が参加
アニメーション映画「きみの色」にお笑い芸人のやす子が出演。悠木碧、寿美菜子、戸田恵子が参加していることもわかった。 【画像】「きみの色」新場面カット 「たまこラブストーリー」「リズと青い鳥」などでタッグを組んだ山田尚子と吉田玲子が、監督、脚本をそれぞれ担当する「きみの色」。人の感情が色として見える少女・日暮トツ子が、美しい色を放つ少女・作永きみ、音楽好きの少年・影平ルイとバンドを組み、離島の古教会で心を通わせていくさまが描かれる。トツ子を鈴川紗由、きみを高石あかり、ルイを木戸大聖が演じ、3人を導くシスター・日吉子に新垣結衣が声を当てた。 やす子、悠木、寿は、トツ子が勝手に“森の三姉妹”と名付けた寮のルームメイトを演じる。やす子は大らかで芯が強い食いしん坊・百道さく役、悠木は明るくておっとりしており、ちょっぴり変わったものが好きな七窪しほ役で参加。寿は友達思いのギャルで、ものまねがうまい八鹿スミカに息を吹き込む。また、きみと2人で暮らす祖母・作永紫乃役で戸田がキャスティングされた。 本作で声優デビューしたやす子は、もともと山田の「けいおん!」が好きだったそうで「恐れ多くも大感激、テンションHIGH~!でございました!」と喜びを爆発させた。悠木は「自分の学生時代を思い出しつつ、今学生だよという方にも、いつか学生だったよという方にも、ちょっと自分事に捉えてもらえたらいいなぁと思いながらアフレコしておりました」、寿は「山田さんは割とキャラと役者さんを重ねて見てくださることが多いので、自分にもそういった要素があって今回オファーしていただけたのだとしたら、とても嬉しいです(笑)」とコメントする。また戸田は「収録日に監督とも初めてお目にかかりました。監督然とはしてなくて、めちゃくちゃ可愛らしい方でした。私のおばあちゃん役を気に入って頂けたようでホッとしました」と述懐した。山田のコメントは以下の通り。 5月16日には、本作の魅力に迫るYouTube企画「『きみの色』colorpallet」の連載が東宝MOVIEチャンネルでスタート。毎月16日(いろの日)に更新され、初回では山田を取り上げる。 「きみの色」は8月30日より全国ロードショー。 ※高石あかりの高は、はしごだかが正式表記 ■ やす子 コメント 収録当時は人生で初めての声優デビューでしたのでとても緊張しました! 同時にずっとやってみたかった声優さんができて本当に本当に嬉しかったです! お声掛けを頂いた際に、「あの『けいおん!』の山田監督!?」となるほど「けいおん!」が好きでしたので恐れ多くも大感激、テンションHIGH~!でございました! 「きみの色」は、美しく、繊細で、色とりどりでとても素適な映画です! 今私は25歳ですが40歳、60歳、と歳を重ねた際にまた観たいなぁと思いました。 声優デビューがこの作品でよかったです! 映画館に81回(はい~)見に行きたいと思います! はい~! ■ 悠木碧 コメント 平家物語に引き続き、山田尚子監督の作品に参加できることを心から嬉しく思います! 本作も、繊細な演出で描かれた登場人物の心情がとても印象的で、きっと皆さんも上映後には心が温かくなるんじゃないかなと思います! そんな世界観の中で、主人公トツ子の友人・しほを演じさせていただいております。 自分の学生時代を思い出しつつ、今学生だよという方にも、いつか学生だったよという方にも、ちょっと自分事に捉えてもらえたらいいなぁと思いながらアフレコしておりました。 学校でいつも一緒にいる友人の安心感を感じていただければ幸いです! 音楽と学生は様々な作品で描かれてきたテーマですが、山田監督の作品らしさ全開の個性的な1作になっています! 間違いなく、人を好きになれる作品なので、是非劇場でお楽しみください! ■ 寿美菜子 コメント 映画「きみの色」で、スミカを演じさせてもらいます寿美菜子です。 今回は、大好きな山田監督作品に「けいおん!」ぶりに出演することができて、 とっても嬉しいです。 山田さんは、とにかくキャラクターを愛して楽しく制作してくださるので、現場の雰囲気もとても温かく、作品にスッと入ることができました。 私演じるスミカは、主人公・トツ子の仲良しグループの1人です。ギャル味がありますが根は優しい子。山田さんとも「こういう子居ますよね」と意気投合しながら臨ませてもらいました。山田さんは割とキャラと役者さんを重ねて見てくださることが多いので、自分にもそういった要素があって今回オファーしていただけたのだとしたら、とても嬉しいです(笑)。 今作はタイトルにもあるように「色」が本当に美しく、そして心に残る中毒性のある音楽。ぜひ劇場でお楽しみください。 ■ 戸田恵子 コメント 山田尚子監督の作品に初参加です。大変嬉しく思っております。 収録日に監督とも初めてお目にかかりました。監督然とはしてなくて、 めちゃくちゃ可愛らしい方でした。私のおばあちゃん役を気に入って頂けたようでホッとしました。おばあちゃんは綺麗でファンキーで優しいおばあちゃんです。 映画は観ているとどんどん浄化されていく、そんな作品でした。 とても柔らかなタッチで描かれていて、プリンシパルの3人は魅力に溢れていて、3様の面白さがありそして共通項もあります。収録した日の私は「水金地火木土天アーメン」このフレーズをずーっと歌ってました。 映画を観て歌って帰るなんて素敵じゃないですか? 素敵なシーンがあり過ぎて上手く言えないのですが、テルミンの音色に癒されました。3人の演奏シーンは感動です。そして、物語のクライマックスに感涙します。トツ子ちゃんはとにかくキャワイイ。トツ子ちゃんにいつまでも色が見えていますように願います。 ■ 山田尚子 コメント トツ子は寮生活をしているのですが、そのルームメイトにすばらしいお三方にご参加いただきました。 おおらかで芯の強いさくちゃんにやす子さん、一見近寄りがたそうでいてとても責任感の強いスミカに寿美菜子さん、楽しくてちょっと変なことが大好きなしほに悠木碧さん。この方々がトツ子の毎日を彩ってくださいました。 アフレコでは、とにかく楽しそうにさくと向き合ってくださったやす子さん。彼女から生まれるさくはなんともかわいらしく、幸福感に満ちていてアフレコ現場が笑顔で溢れました。 寿美菜子さんは、さすがの安定感ときりっとした色気をもってスミカを作り上げてくださいました。 そして悠木碧さん。彼女は、トツ子を取り巻く音を丁寧に考えて、パズルのピースをはめていく様にしほを演じてくださいました。 この可愛らしい3人のルームメイトのおかげでトツ子の毎日の生活がとても彩り豊かなものになったと思います。 また、きみを支える彼女のおばあちゃん。紫乃さんに戸田恵子さん。紫乃さんは、きみのお母さんだったり、時にはお姉さんのようだったり、と前を行く女性のしなやかと可愛らしさがある人です。 これは、戸田さんご本人が持っていらっしゃる魅力ととてもぴったりと合っていると感じてお願いしたのですが、やはり素晴しくて。瑞々しさと落ち着き、太陽と月を併せ持つような本当に魅力的な紫乃さんが誕生しました。 (c)2024「きみの色」製作委員会