〔欧州株式〕まちまち=英0.12%高、独0.13%高で最高値更新(12日)
【ロンドン時事】12日の欧州株式市場はまちまちだった。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比10.14ポイント(0.12%)高の8311.76で引けた。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.13%高の2万0426.27と、2日連続で終値での史上最高値を更新。フランスCAC40種指数は0.03%安、ストックス欧州600種指数は0.14%安だった。 欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で0.25%の利下げを決定。スイス国立銀行(中銀)も0.5%の大幅利下げを決めたが、いずれも株価への反応は限定的だった。経済指標などの手掛かり材料にも乏しく、総じて小幅な値動きにとどまった。 FTSEの構成銘柄では、酒造大手ディアジオが2.77%高、水道大手セバーントレントが1.80%高、投資信託スコティッシュ・モーゲージ・インベストメント・トラストが1.73%高と上伸。一方、有害生物管理会社レントキル・イニシャルは3.97%安、産銅大手アントファガスタは3.43%安、食品・小売り大手アソシエーテッド・ブリティッシュ・フーズは3.01%安と売られた。 DAXでは、航空機大手エアバスが2.34%高、自動車大手BMWが1.91%高、防衛大手ラインメタルが1.29%高と買われた半面、エネルギー大手シーメンス・エナジーは3.92%安、ミュンヘン再保険は2.02%安、郵便・物流大手ドイツポストは1.61%安で取引を終えた。