下田・あじさい祭が開幕 青や紫の花々、初夏の到来告げる
下田市の下田公園で1日、第53回あじさい祭(実行委主催)が開幕した。園内には国内最大規模といわれる約300万輪が植栽されていて、一部のアジサイは見頃を迎えているが全体では三分咲き程度。6月中旬に盛期を迎える見通し。 市観光協会によると、100種類以上のアジサイが園内を彩る。紫や青、白の楚々(そそ)とした花々が初夏の到来を告げていて、観光客が思い思いに散策を楽しんでいる。 初日の開幕式典では関係者がにぎわいの創出に期待を寄せた。市観光協会の渡辺一彦会長は「曇り空でも晴天でも、アジサイは下田の海の青さと溶け合う。極上の景観を多くの人に楽しんでもらいたい」と呼びかけた。 昨夏は10万6200人が来場し、10億4300万円規模の経済波及効果があったとされる。
静岡新聞社