山陰放送

7月に事業停止した境港市の「境港さかなセンター」が運営していた「おさかなセンター」の敷地内で営業していた飲食業「美なと亭」が鳥取地裁米子支部より破産手続き開始決定を受けたことが、25日分かりました。 帝国データバンクによりますと、12月12日、鳥取地裁米子支部から破産手続きの開始決定を受けたのは、境港市の「美なと亭」です。 「美なと亭」は2016年に設立され、境港市の観光施設「おさかなセンター」の敷地内で飲食店「美なと亭」を経営し、2020年3月には売上高約8000万円を計上していました。 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、2021年3月期の売上高は3000万円までダウンし、採算性も悪化していました。 コロナ禍以降は、集客も徐々に回復し、2024年3月期の売上高は約3800万円を確保したものの、本格的な業績改善には至らず、「おさかなセンター」を運営する「境港さかなセンター」が7月に事業を停止したため、9月20日に営業停止を余儀なくされました。 負債額は約1600万円だということです。