差別的チャントを歌っていたのはエンソだけではなかったはず ロ・チェルソにも参加の疑惑?
1人で歌っていたわけではないことは明白
チェルシー所属のアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスが、コパ・アメリカ優勝に沸くチームバスの中で差別的な内容を含むチャントを歌い、それをSNSで拡散したことで大炎上している。 チャントにはアフリカにルーツを持つフランス人選手へのあからさまな差別ととれる表現が含まれており、チェルシーでチームメイトのウェズレイ・フォファナはこの映像に「野放しの人種差別」とキャプションをつけて投稿。同じくチームメイトのアクセル・ディサシ、マロ・グストとともにE・フェルナンデスのSNSフォローを解除した。 フランスサッカー連盟はこの件でFIFAへ申し立てを行い、チェルシーも調査に乗り出しているようだ。E・フェルナンデスは謝罪のコメントをSNSのストーリーに投稿したが、厳しい罰が下るのは間違いないと思われる。 一方、気になるのはこのチャントに参加していた他の選手がいたはずだということだ。英『Daily Mail』は、E・フェルナンデスの隣に16番のショーツを穿いた選手が座っていると指摘している。コパ・アメリカで16番を付けていたのはMFジオバニ・ロ・チェルソである。この人物がチャントを歌っていたかどうかは定かではないが、歌に合わせてバスの座席を叩いている様子は見てとれる。 また、映像にはFWフリアン・アルバレスの姿も映っているというが、アルバレスがこの差別的チャントに参加していたという証拠はない。 いずれにせよE・フェルナンデスが1人で歌っていたわけではないことは明らかで、もし他に参加した選手がいたならば同様の処分が下されてしかるべきだろう。さらなる調査の進展が待たれる。
構成/ザ・ワールド編集部