群馬県がデジタル人材育成の新機関設置構想
各界のリーダーが集まり、群馬県の将来像や課題などについて話し合う「湯けむりフォーラム」が14日と15日の2日間に渡り群馬県草津町で開かれ、山本知事はこの中で大学生以上を対象にした、デジタル人材の育成機関を新たに立ち上げる構想を明らかにしました。 湯けむりフォーラムは「群馬県から新たな時代を切り拓くカンファレンス」と題し、県が2020年から毎年開いているもので、ことしは2日間で過去最多となる1178人が参加しました。 新たなデジタル人材育成機関の設置構想は、15日行われたエンディングスピーチの中で山本知事が明らかにしたものです。 前橋市などに設置されている「tsukurun」や、高崎市に来年夏ごろオープンする「TUMO Gunma」は小学生から高校生までが対象ですが、新たな人材育成機関は大学生以上を対象とします。仮称は「デジタルクリエイティブスクール」で、専攻を映画とゲーム、アニメの3分野に絞り国内外の大学や専門学校、それに映画会社などのエンタメ企業と連携して、より実践的な学びにつなげる考えです。 湯けむりフォーラムではこのほか、大手映画会社「東映」の吉村文雄社長と山本知事が「エンターテインメントの力で日本の未来をつくる」をテーマに、ロケの誘致やエンタメ産業の育成について意見を交わしました。 また、日本総合研究所の寺島実郎会長が、最新の世界情勢や国際問題を踏まえた日本の指針について特別講演を行いました。