宇部・琴崎八幡宮で「すす払い神事」 新年に向けた準備始まる
宇部の「琴崎八幡宮」(宇部市上宇部大小路)で12月10日、恒例の「すす払い神事」が行われた。(山口宇部経済新聞) 【写真】「すす払い」の様子 年神様を迎えるための「正月事始め」として毎年行われる同神事は、「ええことはじめ」とも呼ばれる。今年は、同神社の神職7人が参加し、境内の竹から作られた長さ約5メートルのメダケで、境内周辺や社務所などにたまった埃(ほこり)やすす、けがれを約1時間半かけて払い清めた。 白石正典宮司は「来年の干支である巳(み、ヘビ)のように、細く長く1年間を健康に過ごせるようにお参りに来てもらいたい。今年は元旦から災害が多かったので、災害のない年となるように祈りたい」と話す。 同神社では、今月7日に上宇部中学校の生徒たちによる「特大絵馬」の除幕式を行ったほか、同8日には「しめ縄保存会」が鳥居や社務所など境内のしめ縄の掛け替えを行った。 白石宮司は「今年の三が日はおよそ30万人の参拝があり、来年も同じくらいの参拝者数を見込んでいる。『新春初夢くじ』や新年の縁起物、破魔矢、お守りなど数多く用意しているので手に取ってもらいたい」と話す。 今月15日には、琴崎保育園の園児たちと手作業で刈った藁を使う「正月飾りのワークショップ」を行うほか、1月1日~5日には正月の催しとして「日光さる軍団」による伝統芸能「猿まわし」の特別公演も予定する。
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