【競馬予想】GIジャパンカップのレース傾向を読みきった美人勝負師の狙い目は?
▲は、ジャスティンパレスにしました。 オーギュストロダンと同じディープ産駒。終わってみれば「(ディープ産駒で)来たのは、こっちか!」という結果も十分に考えられます。 前走の天皇賞・秋では、直線で進路取りに苦労しながらも、勝ち馬からコンマ3秒差の4着まで追い上げました。今回、そこから距離が伸びるのはプラス。鞍上のクリスチャン・デムーロ騎手は、エリザベス女王杯(勝ったスタニングローズに騎乗)でお世話になりましたし、今回も期待しています。 △は、2頭。チェルヴィニアとドゥレッツアです。 ジャパンカップは、牝馬が好成績を残しているレース。特にチェルヴィニアは斤量54kgというのが大きいですし、手綱を取るのがクリストフ・ルメール騎手ですから、軽視することはできません。 レースぶりも幅広く、先行から差しまで、いろいろな戦法を取れます。ペースが遅いと見たら、ある程度前に行くかもしれませんね。 ドゥレッツァは、GIにおいて際立った結果を残しているドゥラメンテ産駒。東京・芝2400mという舞台適性も高い血統です。 逃げ馬不在のメンバー構成にあって、ハナをきって先頭でレースを引っ張ったら面白そう。追い切りの内容もよく、鞍上は昨年のレースでスターズオンアースを3着に持ってきたウィリアム・ビュイック騎手。侮れない存在だと思います。 最後に☆は、ダノンベルーガにしました。 前走の天皇賞・秋は14着と大敗を喫しましたが、道中でつまずくアクシデントなどがあって、その結果は度外視していいでしょう。この馬もハーツクライ産駒で、コース適性は高いので、巻き返しがあっても不思議ではありません。 鞍上の松山弘平騎手とのコンビでは、3歳時にGIII共同通信杯(東京・芝1800m)を制覇。手が合っていると思いますし、一発への期待が膨らみます。 馬券は、ドウデュースを軸にした馬連と三連複で考えています。人気馬同士の組み合わせになるので、買い方を工夫したいと思っています。何はともあれ、強豪・外国馬と迎え撃つ日本馬との熱き戦いからは目が離せません。
河合 力●構成 text by Kawai Chikara