「使うと危ない」証言も 裏金管理、現金が39人
自民党が15日公表した派閥の政治資金パーティー裏金事件に関する調査結果では、還流資金の不記載があった対象85人のうち39人が還流された金を現金で管理していたと回答した。管理主体が議員本人だったのは12人。73人は秘書や事務所の経理担当者らに任せていた。「使うと危ないと考えて現金のまま保管していた」との証言もあった。 管理方法のうち現金の次に多かったのは銀行口座で30人。現金の保管場所は「事務所の金庫」や「鍵のかかった事務所の引き出し」など。 安倍派、二階派の派閥側では、還流した金を政治資金収支報告書に記載しなかった理由を把握している事務総長はなかった。