石破茂首相 柿で詠んだ一句に詰まった博学ぶり 鈴木哲夫氏「その行く地域の歴史書、観光書とか頭に…」
ジャーナリスト鈴木哲夫氏が15日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)に生出演し、石破茂首相(67)の博学エピソードを語った。 【写真】奈良県産の柿を食べる石破首相 石破氏は14日、首相官邸で奈良県名産の柿「富有柿」の生産者から表敬訪問を受けた。柿にちなんだ句を求められると、自らの名前にかけて「奈良の柿 郷(さと)にも浦にも 茂る秋」と詠んだ。 同生産者の首相表敬訪問は、13年からの恒例行事。過去の首相も一句したためているが、19年の安倍晋三元首相以降は「柿食えば ○○○○○○○ 奈良の町」と、句がテンプレ化していることを番組内で指摘した。 石破氏のものは、歴代首相とは、まったくテイストの違う一句だった。MCのフリーアナウンサー石井亮次は「そう考えると、石破さんはその慣例を打ち破った。これは大変な秀作と言えるかもしれない」と驚いていた。 すると、鈴木氏は、その句から垣間見える石破氏の勉強熱心な一面を明かした。「石破さんってよく、地方に応援演説とか、講演とかで全国を回っているじゃないですか?2時間とか3時間、その行く地域の歴史書とか、観光書とか2時間とかかけているんですよ。全部見て、食べ物とか何とか。それを全部頭に入れて、講演に行くんです。だから、その会場の人たちは驚くんですよ。例えば(地元の)神話を知っていたり」。その上で、「そういう人だから、柿のことだって、おいしい食べ物とかも、彼らしいと思うけど、かなり頭に入っている。これ(句)も考えたと思いますよ」と分析していた。