受験・不登校…子どものつまずきに親は? 日テレ系こどもdayトークショー
◆親として子どもに残したい、伝えたいことは
若旦那さんは、親として「これだけは子どもに残したい、伝えたい、一番大事にしていることは何か」を考えてみては?と提案しました。 若旦那さん 「もし親が教えられるのがサッカーだとしたら、こどもにサッカーをやらせて一緒に過ごすことがいいのでは」 今村さん 「私はそうは思わなくて。(息子に)これをやりなさいと、習い事やらせてよかったのかなと。『自分でやると言ったんじゃないの』といいながら、私がやらせている、その自分に苦しくなって。(こどもへの)補助線は必要だけど、親の希望を押しつけているということに自覚的じゃないといけないのでは」 中室教授 「諸外国の研究では、10歳くらいまでは、親が何にどう時間を使うかが、こどもに影響すると示された。10歳をこえてからは、子どもが自分でお金・時間の使い方、人間関係を選んでいくので意思の尊重が大事です。そして10歳までの時間の使い方は、勉強に対するものと体験(スポーツ、キャンプ、博物館に行くなど)に対するものがあって、勉強だけでなく、体験や遊びに対する投資もこどもの認知能力にとても影響があるので、親子で料理やスポーツなどする時間を大事にして」 「また、母親の時間の使い方のこどもへの影響は小さい時はとても大きいが、急速に影響が下がる。父親の時間の使い方のこどもへの影響は低いが、15歳を過ぎても影響が続く。父親の場合、子どもの横でテレビを見るといった、受動的行動すらも、こどもの育ちに良い効果があると言われている」 ◇ ◇ ◇ 体験や研究に基づく内容に、参加した人はうなずいたり、笑ったり、真剣に聴き入っていました。