1周年を迎える手作り雑貨の店「つくりえ」店長の塚田敬子さん

　浦和コルソにある手作り雑貨の店「つくりえ」（浦和区高砂1）が7月28日で1周年を迎える。 （浦和経済新聞） 【写真】店頭には作家の作品が販売されている 　一点物の手作り雑貨や埼玉県産の食材を使ったフードを中心に販売している同店。店主の塚田敬子さんは「丁寧な接客を心がけており、多くはないスタッフで1年間頑張って運営してきた。無事に1周年を迎えることができて良かった」と話す。 　2015（平成27）年4月にオープンした盆栽町（北区）の店が半年後に住宅火事の類焼で全焼し、閉店後は、百貨店でのポップアップ出店、地域のイベント出店、同じ盆栽町内で店舗出店など、さまざまな方法で同店を継続してきた。塚田さんは「作家が思いを込めて作った雑貨を選んで置いている。来店するお客さまとのコミュニケーションを通じて、希望する商品を提案できたときや作家が喜んでくれるときはうれしい」と話す。 　同店で販売している雑貨の多くは一点物で、贈答用に購入する客も多いという。購入客の声や要望を10日ごとに作家へフィードバックしているほか、商品を店頭に並べる際には作家に直接来てもらい、スタッフや客とのコミュニケーションを図っているという。こうした取り組みから、作り手の話を聞いて商品を購入する客が出てきたほか、作家から出店希望の声が増えたという。 　1周年企画として7月10日～16日、コルソ1階を利用してイベントを行う。17人の作家が実際にブースに立って接客するほか、ワークショップも行う予定。 　塚田さんは「これからも実店舗での販売を通じて、埼玉を中心に活躍する作家の作品を多くのお客さまに届けていきたい」と意気込む。 　営業時間は10時～19時。