【夏の旅行シーズン真っ盛り】Z世代はコスパ重視の旅準備。同行者とのトラブルも気にする傾向に
【コスパ重視のZ世代】外貨両替の手段は意外とアナログ
次は海外旅行に目を向けてみます。クレジットカードが普及したとはいえ、海外旅行の際には最低限の現金を持っていくためにも外貨両替が必要。 海外旅行に行く人たちは、現地通貨への両替をどのようにしているのでしょうか。 全世代で最も多かったのが「クレジットカードで支払い、自国通貨建て決済サービスを使う」でした。 しかし、18~24歳では全世代平均よりも10%以上低くなっています。代わりに「旅行前に外貨両替ショップで現地通貨に両替する」が全世代平均よりも10%高くなっています。 なにかとデジタルネイティブと言われがちなZ世代ですが、外貨両替に関してはアナログ派のようですね。 しかし、空港よりも手数料が安い傾向にある外貨両替ショップを利用しているのはムダを避けるZ世代らしいといえそうです。
【コスパ重視のZ世代】カードのポイントやキャッシュバックを結構気にしてる!
海外でクレジットカードやデビットカードを使うと不正利用されないかと心配になる方もいるのではないでしょうか。 ここからは新しいデビットカードやクレジットカードを選ぶ際に気になるポイントについて見ていきましょう。 「セキュリティ対策(例:不正利用防止、ICチップ)」を選んだ人が全体の32.6%と最も多く、その中でも50~64歳の世代が39.7%で、他の世代を10ポイント以上上回っています。 25~34歳の世代では、「リワードプログラム」と回答した人が26.0%で最多、ある程度自由に使えるお金を持ちながらも、「ポイ活」などのトレンドを追う世代特有の傾向が見られます。
【コスパ重視のZ世代】意外に「人間関係やお金のトラブル」を気にしがち!
旅行における人間関係についても世代間で違いがあるようです。 特に18~24歳の世代では、他の世代と比べて懸念や課題を感じる割合が高く、多くの項目で最も高い数値を示しています。25歳以降の世代では高い値が見られないことから、若者ならではの特徴と言えそうです。 具体的には、「グループの人間関係を円滑に保ち、全員が受け入れられ、尊重されていると感じること」が22.2%、「お金やグループ全体での決断において誤解や対立を避けること」が21.0%、「共有の支出を平等に負担するようにすること」が17.3%を占めています。 全世代では「グループの人間関係を円滑に保ち、全員が受け入れられ、尊重されていると感じること」が14.2%、「お金やグループ全体での決断において誤解や対立を避けること」12.8%、「共有の支出を平等に負担するようにすること」が11.9%ですので、18~24歳だけが頭を抜けて高くなっています。 旅先でのちょっとしたいさかいや、割り勘トラブルなどは、ずっと行動を共にしているとどうしても起こりがち。若い世代ではこうしたお金や人間関係のトラブルを気にする傾向がうかがえますね。