「幸水」糖度高く大きめ 富山で呉羽梨目ぞろい会、11日初出荷
呉羽梨の主力品種「幸水」の目ぞろい会が10日、富山市吉作のなのはな農協呉羽梨選果場であった。適度な雨量や7月下旬以降、好天に恵まれたことなどから、熟したもので糖度は13度台前半と例年より高く、やや大きな実に仕上がった。11日に初選果と初出荷を行い、早ければ12日から県内のスーパーの店頭などに並ぶ。 生産者ら約270人が参加。県富山農林振興センターの職員らが同日に行った品質調査の結果や適切な収穫時期について説明。見本となる実が並べられ、参加者は出荷の目安を確かめた。 土田浩喜場長(68)は「おいしく育った。多くの人に食べてほしい」と話した。黒星病の発生も少なく、例年よりもやや多い1150トンの出荷を見込む。出荷のピークは今月25~27日ごろで、同選果場で17日から直売する。