【ラグビー】京産23-22天理。京産大がロスタイムに逆転。初の3連覇達成。
決死の覚悟で自陣からアタックを展開する京産大に対して、天理大は我慢しきれなかった。反則を重ね、京産大に22㍍ライン内への侵入を許す。 京産大は、一度はモールでのグラウンディングを防がれたが、ゴールラインドロップアウトで再開されたアタックでCTB高井良成がブレイク。最後は途中交代のPR川口新太がインゴールに入った。 FB辻野のゴールも決まり、劇的な逆転勝利を飾った。 涙の三木主将は、場内インタビューで「最高です」。 「今シーズンはとても苦しく、自分がキャプテンであることが正しいかどうか悩んだ時もあった。こうして勝てて、目標の日本一はまだですが、それを証明できたことを嬉しく思う」と続けた。 敗れた小松節夫監督は「関西リーグの最終戦で、前年の1位と2位が優勝争いをするのは、実はあまりない。まずはこういう雰囲気で試合ができたのを嬉しく思います。負けた悔しさはありますが、これが最後(の試合)ではない。(選手権を終えた後)この負けがあったから、と言えるようにしようと(選手に)話しました」。 大学選手権に関西2位から挑む天理大は、12月17日にヨドコウ桜スタジアムで慶大と対戦する。1位の京産大は準々決勝から登場、12月23日に対抗戦3位×リーグ戦3位の勝者とヨドコウでぶつかる。
また、同日同会場では3試合がおこなわれ、関西大はロスタイムに追いついて26-26で摂南大と引き分け。2年ぶりに入替戦を回避した。 立命館大も開幕節以来の勝利で入替戦を脱した。近大を31-27で破った。 同志社大は関西学院大に7-48で敗れ全敗のまま、7位の摂南大と入替戦に進む。 入替戦は12月9日、天理親里球技場で争われる。同志社大は大体大(B1位)、摂南大は龍谷大(B2位)と対戦する。 【最終順位】 1位 京都産業大(36点)7勝0敗 2位 天理大(30点)6勝1敗 3位 関西学院大(22点)5勝2敗 4位 近畿大(13点)3勝4敗 5位 立命館大(12点)2勝5敗 6位 関西大(11点)2勝4敗1分 7位 摂南大(10点)2勝4敗1分 8位 同志社大(2点)0勝7敗