三井越後屋の創業者・三井高利が生まれた松阪と東京日本橋のつながりを紹介する企画展の特別イベントとして、日本橋三越本店の「女将」近藤紀代子さんのトークショーが6月29日、三重県松阪市で行われました。 　近藤さんは、2015年に三越で唯一の「女将」に就任。毎日着物姿で接客し、店内ツアーなども開催しています。 　松阪木綿の着物で登場した近藤さんは、三越で行っている店内ツアーを再現し、江戸時代と現在の三越周辺を写真で比較したほか、三越本店のライオン像の由来をユーモアを交えながら紹介しました。 　また、現状は厳しいものの大切な人への贈り物は百貨店で選ぶ人が多いと話し、「これからも三井高利の思いを変わることなく後輩に伝え、大事にしながら店頭に立って案内したい」と話していました。