原爆惨状伝え、各国若者らと交流 長崎ユース代表団がイベント
【ジュネーブ共同】核問題を学ぶ学生でつくる「ナガサキ・ユース代表団」は24日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第2回準備委員会が開かれているスイス・ジュネーブで、原爆投下後の写真を展示し惨状を伝えるイベントを開き、各国の若者らと交流した。 冒頭、非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)のメリッサ・パーク事務局長が「核兵器禁止条約や若者らの力で核を廃絶する」と呼びかけた。 会場は長崎原爆投下の時刻で止まった時計や、黒焦げになった少年の写真などを展示。米国大学生ボビー・バーヘイさん(21)は「展示に心を打たれ、長崎市に行きたくなった。共に前に進みたい」と語った。