「ブランド農作物に汚点を残した」九条ねぎ大量窃盗事件 元農家の被告を追送検 盗んだねぎを出荷
京都府内の畑で九条ねぎを盗んだ罪で逮捕・起訴された元農家の男が、ほかに4回にわたって九条ねぎを盗んだ疑いで追送検されたことが分かりました。 元ねぎ農家の山本英雄被告(28)は、8月30日から9月1日にかけて京都府久御山町の畑から九条ねぎおよそ216キロ(時価およそ19万円)を盗んだ罪に問われています。
■「夏に出荷するねぎがない事態に陥った」
周辺の畑ではことし6月以降、同様の犯行が他に7件相次いでいて、警察は山本被告の関与を調べていました。 その後の捜査関係者への取材で、山本被告がことし8月から9月にかけて、久御山町や宇治市の畑で4回にわたり、九条ねぎ合わせて約2トン(時価およそ150万円)を盗んだ疑いで追送検されたことが新たに分かりました。 警察の調べに対し、山本被告は「夏に出荷するねぎがない事態に陥った。7月ごろにねぎの盗難にあった。自分も盗んだ方が早いと考えるようになった」と話していて、盗んだねぎは自身の農家から出荷していたということです。
■「ブランド農作物に汚点を残したことを大変申し訳なく思う」
また、山本被告は「人通りが少なく、捕まりたくないから」という理由で犯行は深夜に単独で行っていたということで、「京都のブランド農作物に汚点を残したことを大変申し訳なく思う」と話しています。
関西テレビ