「1000人合唱」参加を いばらき大使・安達さん 出前授業、中学生を指導 19、20日 茨城・笠間で念願のフェス
いばらき大使の安達勇人さん(36)が長年抱いていた夢を実現する形で、19、20日に茨城県笠間市の笠間芸術の森公園で、テーマパークフェスティバル「IBARAKI DREAM LAND」(実行委主催)が開かれる。そのフィナーレとして企画した「1000人合唱」に、地元の中学生に参加を呼びかけるため、安達さんは、同市の中学校・義務教育学校で、合唱する楽曲の紹介や歌唱指導をする出前授業を行っている。 今月8日、最初の出前授業が、市立みなみ学園義務教育学校(同市北吉原)であった。参加したのは、7~8年生38人。体育館で、安達さんとサウンドプロデューサーのGA-HA-さんが、1000人合唱で歌う楽曲「FAN☆FARE」のさびの部分の歌唱指導などを行った。 「前を向いて」「声を大きく」などとアドバイスし、2年生の原田優明奈さん(14)は「声を出す楽しさが分かった」と笑顔を見せた。 安達さんによると、「FAN☆FARE」は、13年前、23歳の時に「茨城で町おこしのフェスをしたい」と、今回のフェスの原型となる構想の企画書を書き、その時の思いを表現した楽曲という。実際に作詞作曲したのがGA-HA-さん。安達さんは、生徒たちに「ぜひ、みんなと一緒に歌えたら幸せ」と呼びかけた。 1000人合唱は、両日の最後のプログラムで、19日は午後7時半、20日は同7時45分から行う予定。ステージで歌う参加者に、事前収録によるビデオ出演も加えて、1000人規模となることを目指す。 出前授業は、同市内に6校ある市立中・義務教育学校全てを回り、本番2日前の17日まで行われる。 IBARAKI DREAM LANDは、「茨城の町おこしを目的とした老若男女が楽しめるフェス」を目指す。移動遊園地的に、音楽ライブやトークショー、飲食、クラフト、ファッション、気球、動物園、大道芸、ダンス、サウナ、スケートボードのワークショップなどを展開する。 来年以降、阿字ケ浦(同県ひたちなか市)と台湾で開く構想もある。 公式サイトはibaraki-dream-land.com
茨城新聞社