【ラグビー】ワールドセブンズシリーズ・初のプレーオフ王者決定。男子がフランス、女子はオーストラリア!
5月31日から6月2日にワールドセブンズシリーズ初のプレーオフ大会としておこなわれた「HSBC SVNS 2024 グランドファイナル マドリード大会」で、男子はフランス代表が、女子はオーストラリア代表がそれぞれ優勝を果たした。 男子は、フランスが決勝で今季の年間王者であるアルゼンチンを19-5で破り、フィジーが17-10でニュージーランドを下して3位に入った。 フランスのポーリーヌ・リヴァ主将は、「特に若い選手たちをとても誇りに思う。今夜はディフェンスが強かった」と喜びを語り、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したアントワーヌ・デュポンについて「世界最高の選手。彼がピッチに立つと、私たちは大きな自信を持てる」とコメントした。 フランスは今季の総合順位で5位に終わるも、デュポンが加わった第4ラウンドで3位に食い込み、第5ラウンドのロサンゼルス大会で19年ぶりに優勝。続く香港大会でも準優勝と調子を上げていた。 今回の優勝は、7月24日から始まるパリオリンピックに向けて大きな弾みとなるだろう。 また、今季のトップトライスコアラー賞は32トライを挙げたアイルランドのテリー・ケネディが受賞した。 女子は、準決勝で今季の年間王者である宿敵・ニュージーランドを21-19で破ったオーストラリアが、決勝でもフランスを26-7で下して優勝。ニュージーランドはカナダを26-14で破り、3位に入った。 ハットトリックでチームの優勝に貢献した22歳のマディソン・レヴィは、今季通算65トライと圧倒的な数字を記録。トップトライスコアラーに輝いた。 「ようやく努力の成果が表れて嬉しいです。オリンピックが近づいていますし、ようやく準備が整いました。懸命な努力でチームが上手く噛み合えば、私たちは勝てると証明できた」とコメントした。 また、女子のルーキー・オブ・ザ・イヤーはカナダの20歳、カリッサ・ノルステンが受賞した。 年間総合順位9位~12位の4チームと下部大会のセブンズチャレンジャー上位4チームで争われた「昇降格プレーオフ」では、男子はアメリカ、ケニア、ウルグアイ、スペイン、女子は中国、スペイン、日本、ブラジルが制し、「HSBC SVNS 2025」の出場権を獲得。 男子はドイツとチリが昇格し、サモアとカナダが降格、女子は中国が昇格し、南アフリカが降格する形となった。 なお、オリンピック敗者復活戦(12チーム目)は、6月21日~23日にモナコで開催される。