【瞬間】ドラレコが捉えた車とシカ衝突 出没急増のワケは? 市街地でも目撃相次ぐ 北海道
STVニュース北海道
札幌市内では先週からシカの出没が相次いでいます。 10月はシカの繁殖時期のため行動範囲が広がっていて、車の接触事故があるなど注意が必要です。 視聴者から送られてきたドライブレコーダーの映像です。 道路を走るシカを捉えています。 映像は6日午前10時ごろ、札幌市手稲区西宮の沢5条1丁目の国道5号で撮影されました。 運転手はシカの姿を見失ったといいますが― 車のうしろ側のドライブレコーダーが、シカと車が衝突する瞬間を捉えていました。 シカは車にはねられたあと、西側に走り去りました。 また、7日午前6時半ごろ、札幌市白石区川下4条1丁目にある店舗の駐車場で、あたりを見まわしながらゆっくりと歩くオスのシカ1頭が目撃されました。 通報をうけた警察が見守りを続けましたが、江別市方向に去っていったということです。 そして先週金曜日には― (岡田アナウンサー)「道庁東側赤レンガテラスの緑地、午前3時ごろシカが見つかりました。1時間ほど経ちましたが動きはありません」 札幌市中心部の道庁・赤れんが庁舎の前庭にシカが出没し、警察や道職員などが警戒に当たりました。 同じ日の午後8時40分ごろには、同一個体とみられるシカが周辺の道路を横断し、走り去る姿をカメラがとらえました。 札幌では先週から市内中心部でシカの目撃が相次いでいます。 なぜ今月に入って急増したのでしょうか? (札幌市環境局 坂田一人環境共生課長)「10月、11月は繁殖期にあたる。オスはメスを探して大きな動きを見せる時期。(シカは)皆さんが考えているよりも遠い距離で警戒している。刺激せずに遠巻きに見て、安全確保のために警察や市に連絡いただければ」 シカの行動範囲が広がる時期に入り、道などが注意を呼び掛けています。