グランドセイコーの技術力を結集! 複雑機構を持つ「Kodo(鼓動)」が今年も世界から熱視線!?
●「薄明」を表現する繊細な美と極限のメカニズム
2022年にグランドセイコーがブランド初の機械式複雑時計として発表した「Kodo」は、コンスタントフォースとトゥールビヨンというふたつの複雑機構を世界で初めて同軸に一体化して組み合わせることに成功。 【画像】凄まじい複雑機構の結晶! グランドセイコー最高峰の「KODO」を画像で見る(9枚) 時計の新次元を切り開き、ジュネーブ時計グランプリにおいてはクロノメトリー賞を受賞するなど、驚きをもって迎えられました。
今回、W&W 2024において発表された2本目の「Kodo」である「グランドセイコー マスターピースコレクション Kodo コンスタントフォース・トゥールビヨン SLGT005」(4950万円 消費税込)は、夜明け前の空が見せる淡い光「薄明」をイメージしており、漆黒で「宵闇」を表現した前作の「Kodo」と対を成して光と影のコンセプトを体現しています。 この世界初の機構を実現した「キャリバー9ST1」では、てんぷに均等なエネルギーを供給するコンスタントフォース機構と、姿勢差の影響を軽減するトゥールビヨンを同軸上に一体化。 これにより、エネルギーが効率的に伝達されることでコンスタントフォースの持続時間が50時間と長くなるだけでなく、ムーブメントがコンパクト化され、装着性の良さにも貢献しています。 メカニズムが生み出す視覚効果だけでなく、てんぷによる1秒間に8回の刻音と、コンスタントフォースの1秒間に1回のリズムが協奏することで自ずと16ビートが生まれる、という聴覚よる楽しみも秘めており、手にした際にはぜひとも耳元で楽しんでみたいもの。 積層された340以上ものパーツはすべて同じ色彩に仕上げられ、パーツ間には光が透過するよう十分な空間を設けるよう設置。こうしてまさに薄明のような繊細な光のグラデーションが作り出されます。 同様に美しい輝きを魅せるケースはプラチナ950やブリリアントハードチタン製。こちらも空間を設けるように設計され、複雑機構を凝縮しながらも、光と空気が遊ぶ余裕を感じさせる軽やかな仕上がりに。 繊細な色彩がウォッチの印象を特徴づけるストラップは前作に続いて「なめし」と漆塗りの技法を融合させた、日本古来「姫路 黒桟革(くろざんがわ)」を採用。革に白漆を塗りかさね独特の風合いを生み出しています。 世界限定20本で発売され、国内限定はわずかに7本。2024年12月6日より発売予定となっています。 ●製品仕様 「グランドセイコー Kodo コンスタントフォース・トゥールビヨン」 ・価格(消費税込):4950万円 消費税込 ・品番:SLGT005 ・ケース:プラチナ950、ブリリアントハードチタン ・ストラップ・中留:姫路 黒桟革・プラチナ950 ※付け替え用のクロコダイルストラップつき ・ガラス:ボックスサファイアガラス(内面無反射コーティング) ・防水:日常生活用強化防水(10気圧) ・ケースサイズ:外径 43.8mm(りゅうず含まず)、厚さ 12.9mm ・販売数:世界限定20本
VAGUE編集部