中日・板山祐太郎、”バンテリン男”先制打含むマルチ 阪神時代から好相性、通算33打数16安打「フェンスが青色で見やすい」
◇23日 中日2―1広島(バンテリン) ユニホームの背中に「ITASAN」の刺しゅうを入れた中日・板山祐太郎が大好きなバンテリンドームナゴヤで暴れた。「2番・二塁」でスタメン出場。3回2死二塁で広島先発・玉村の変化球を中前へはじき返す先制打を含むマルチ安打をマークした。 「チームがなかなかカード勝ち越しをできていない中で先制できてよかったです。この球場はフェンスが青色で阪神のときから、見やすいイメージがあります」 ナゴヤドーム時代を含めて、バンテリンでとにかく打つ。阪神時代は20打数9安打。移籍してから13打数7安打。通算33打数16安打の打率4割8分5厘。驚異的な数字を残している。 ファンクラブゲームで背中のニックネームに選んだのは「ITASAN」。名字の板山からとった。「先輩からも板さんって呼ばれることがあるんです」 職人かたぎな部分があるなら、2キロのダンベルの使い方か。阪神を構想外になり、竜加入の決まった昨オフ。かつてのチームメート近本らが通う東京都内のトレーニング施設の門をたたいた。「行っている選手同士の会話が理解できなかったんです。自分の体を知ることが大切だと思って、行ってみました」。人それぞれに合った動き方を提案され、実践する。決して重くないダンベルを使って毎日、同じ動きを繰り返す。
中日スポーツ