投手歴2年余で最速147キロ&公式戦防御率0点台!豊橋中央の速球派右腕・内山京介は「3年後大ブレイクする男だ!」<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>
激戦区・愛知県から高卒プロ入りを狙うのが内山 京介投手(豊橋中央)だ。184センチ76キロとしなやかな体型から最速147キロを誇る。ノーシードからスタートした愛知大会でも無失点の好リリーフを見せている。これまでの登板でもリリーフ中心の起用で、公式戦28回を投げて、防御率0.63の好成績を残している内山について迫っていきたい。 【トーナメント表】夏の愛知県大会組み合わせ・これまでの結果 愛知招待試合で報徳学園相手に投げ込んだ内山は常時140キロ~144キロを計測。内山自身は「ストレートがカット気味に変化する球質が特徴で、左打者にもどんどん内角を攻めていける」と語る。カットする球質だけではなく、角度もあって、ネット裏から見ても見栄えがする。変化球は120キロ台後半のスライダー、フォークを投げ込み、三振を狙う。変化球の精度の高さも一定以上のものがある。 投球フォームを見ると、肩、肘の柔軟性があり、テークバックが大きいのが特徴。真上から振り下ろして角度のあるボールを投げ込んでいる。 まだ150キロ超えの速球がなく、ほとんどの試合が140キロ台前半で、他のドラフト候補と比べると、突出したものはない。ただフォームの良さ、手足が長い投手体型、肩、肘の柔らかさ。投手を始めたのが高校からでリリーフ中心ということで使い減りしていないのも魅力だ。素材の良さを見込んで指名する球団もあるのではないか。指名順位は下位指名、育成枠のスタートかもしれないが、3年かけていけば、ブレイクできるほどの素材の良さはある。 最後の夏でさらにレベルアップして強豪を抑え込む投球を期待したい。 <内山 京介 うちやま・きょうすけ> 右投げ右打ち 184センチ76キロ 豊橋中部中出身 豊橋東部クラブ(軟式)でプレー 50メートル走 6秒5 昨秋、今春の公式戦の投球成績 15試合 28回 28奪三振 被安打15 与四球9 防御率0.63