【マレーシア】JBICの前田会長、投資貿易産業相と会談
マレーシアのザフルル・アブドゥル・アジズ投資貿易産業相は24日、国際協力銀行(JBIC)の前田匡史会長と会談した。ザフルル氏が自身のフェイスブックで明らかにした。 会談では、マレーシア政府が推進する2030年までの産業政策「新産業マスタープラン(NIMP)2030」や半導体産業振興策「国家半導体戦略(NSS)」、「グリーン投資戦略(GIS)」の要点であるグリーンエネルギー、デジタル技術、半導体などの分野における戦略的機会について話し合った。 JBIC側は、特に持続可能なエネルギー分野とハイテク産業開発において、マレーシアの経済成長を加速させるため、投資貿易産業省が日本から質の高い投資を誘致できるよう支援していくことを約束した。 ザフルル氏は、JBICとの緊密な協力により、グリーンテクノロジーとデジタルインフラの地域投資ハブとしてのマレーシアの地位が強化されるとコメント。国民と国の経済に利益をもたらしながら、イノベーションとサステナビリティー(持続可能性)を推進するというマレーシアの2025年度国家予算案の目標と合致しているとした。 前田氏は、今回のマレーシア訪問で、アンワル・イブラヒム首相、ファディラ・ユソフ副首相兼エネルギー移行・水資源変革相とも会談した。