中心市街地を彩る大型七夕飾り＝高岡市末広町

　高岡市の夏の風物詩として知られる高岡七夕まつり（富山新聞社、ラジオたかおか後援）は1日開幕する。31日、会場となる中心市街地ではスタッフが短冊や吹き流しが取り付けられた大型七夕飾りの最終準備を進めた。今年は能登半島地震からの復旧・復興への願いを込めたメッセージを募り、元気な高岡の再興へ歩を進める契機とする。 　高岡駅前の「すえひろーど」には協賛企業の大型あんどんが付いた高さ最大13メートルの七夕飾り12本がアーチをつくるように並ぶ。御旅屋セリオ前の通りでは学校や団体などの「マイ七夕」が飾られ、ウイング・ウイング高岡の広場には高岡商工会議所青年部の「願い七夕の杜（もり）」が設けられた。 　今年は地震で液状化被害を受けた伏木を応援するため、地区内の玉川中央公園に高さ9メートル超の「復興七夕」も設置した。復興の願い短冊は7日まで伏木コミュニティセンターで受け付ける。 　まつりは1日午後6時半に高岡駅ビル「クルン高岡」でオープニングが行われ、あんどんやちょうちんを点灯する。すえひろーどは3、4日の午後5～8時に歩行者天国となり、3日は「はたらく車」の展示やよさこい、4日は民謡輪踊りなどがある。7日まで。