お金を「確実に」貯めたいです。「先取り貯金」がいいと聞きますが、続く気がしないのは私だけでしょうか…?
お金を貯めたいという気持ちはあるけれど、つい使ってしまうという方も多いのではないでしょうか。将来のライフイベントや、もしもの時に備えるためにも、ある程度の貯金をしておきたいところです。どうしても貯金が長続きしないという人は、先取り貯金を始めてみるのも一つの方法です。 そこで本記事では、先取り貯金のやり方や長く続けるコツなどを紹介していきます。
先取り貯金とは?
先取り貯金とは、毎月の収入の中から決まった金額を先に貯金へ回して、残りのお金を生活費に充てるという方法です。 例えば、給与の手取り額が20万円で毎月5万円を先取り貯金するとします。この場合は、給与が入ったタイミングで給与振込口座から貯金用口座へ5万円を移し、残りの15万円を食費や光熱費などの生活費に充てるのです。 このペースで先取り貯金を1年間続ければ、60万円の貯金を作ることが可能です。10年間続けた場合の貯金額は、600万円になります。
先取り貯金のやり方やメリット・デメリットは?
■先取り貯金のやり方 先取り貯金の方法は、毎月自分で給与振込口座から貯金用口座へお金を移動させるほかに、自動積立定期預金や財形貯蓄制度などのやり方もあります。 自動積立定期預金とは、自動で給与口座から定期預金への積み立てができる定期口座のことです。積み立てのタイミングは、自分で設定可能です。給与日の直後に設定しておけば、お金を使い込む前に貯金ができます。貯金額をもっと増やしたい場合には、ボーナスの積み立ても設定しておくとよいでしょう。 財形貯蓄制度は、勤労者財産形成貯金(一般財形貯金)、勤労者財産形成年金貯金(財形年金貯金)、勤労者財産形成住宅貯金(財形住宅貯金)などの種類があります。勤務先にこれらの財形貯蓄制度がある場合には、活用してみるとよいでしょう。 ■先取り貯金のメリット・デメリット 先取り貯金のメリットは、確実にお金が貯まることです。自動積立定期預金や財形貯蓄制度などは、先に設定を済ませてしまえば、自動的にお金が貯まっていくので、そのまま放置しているだけでお金がどんどん貯まっていきます。自動積立定期預金や財形貯蓄制度は、普通預金より、少しだけ金利がよいというメリットもあります。 デメリットは、給与振込口座へ自分で貯金用口座に移す場合は、毎月の手間が発生することです。その際には手数料がかかる場合もありますので、注意が必要です。