PLの後輩・中川圭太選手の可能性【立浪和義の超野球論】
PL最年少のプロ選手
球宴前時点で打率は.304、得点圏打率.413も頼もしい
私の母校・PL学園高は、残念ながら現在野球部が休部となっていますが、諸先輩が輝かしい歴史を築き上げ、私の同期では野村弘樹、橋本清、片岡篤史、さらに、たくさんの後輩たちがプロ野球の世界に進み、活躍しています。 オリックスのルーキー、中川圭太選手は、PL野球部の60期で、現在、もっとも若いPL出身のプロ野球選手でもあります。甲子園には届きませんでしたが、最上級生のときは私と同じく主将も務めていたそうです。 卒業後は東洋大に進み、今年オリックスにドラフト7位で入団。順位と67という背番号で分かるように、決して即戦力の評価ではなかったようですが、キャンプでの二軍スタートから這(は)い上がり、4月後半から一軍登録されると少しずつ頭角を現してきました。交流戦では6試合連続マルチヒットなどもあって、打率.386と打ちまくり、新人では史上初の交流戦首位打者となっています。 リーグ戦再開後は、少し当たりが止まっていた時期もありますが、バッティングには必ず波がありますし、いまはちょうど疲れがたまっている時期だと思います。 最初はノーマークに近かった相手バッテリーも今は研究し、かなり厳しい攻めをされているとは思いますが・・・
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週刊ベースボール