台湾への密航から約30年 中国人の男を送検
(台北中央社)台湾に30年近く暮らしていた中国からの密航者がこのほど、出入国・移民法違反の疑いで送検されたことが分かった。台北市警察は22日、報道資料で発表した。 送検されたのは、中国福建省出身の60代の男。供述によると、李登輝政権期(1988~2000年)に台湾に渡った後、仕事で知り合った男性の了承を得て男性に成り済まし長年、建設工事のバイトをしてきたという。 男は今月の春節連休期間中、落とした携帯電話を受け取りに警察に行った。身分証明書の写真と違ったり指紋データがなかったりすることから、密航者ではないかと疑われ、中国にいる元妻が提供した資料で身元が判明した。 (黄麗芸/編集:羅友辰)