「必ず戻ってくる」1回戦敗退のバンケロが来季の逆襲を約束。不振の同僚については「彼なしではここまで来れなかった」と擁護<DUNKSHOOT>
現地時間5月5日(日本時間6日、日付は以下同)、オーランド・マジックはクリーブランド・キャバリアーズとのイースタン・カンファレンス・プレーオフ1回戦第7戦に94-106で敗れ、3勝4敗でシリーズ敗退が決定した。 【動画】大一番でバンケロが38得点と大爆発! この試合、マジックはエースのパオロ・バンケロがチーム最多38得点と大爆発。オフェンスを力強く牽引するも、チームメイトからの援護が乏しく、孤軍奮闘を強いられた。 特に痛かったのが、2番手スコアラーであるフランツ・ヴァグナーの不振だ。22歳のドイツ人フォワードは、天下分け目の大一番でフィールドゴール1/15と大乱調。わずか6得点と沈黙し、戦犯となってしまった。 マジックにとって2020年以来のプレーオフ出場、さらに14年ぶりとなるカンファレンス準決勝進出がかかった重要な試合でチョークパフォーマンスを見せてしまっただけに、ヴァグナーへの風当たりが強くなってしまっても仕方がないだろう。ただ、第7戦後の会見で、バンケロは相棒を擁護した。 「フランツがいなければ、僕らは今ここにはいない。彼が自身に求める基準はハイレベルだし、自分に対し選手として多くのことを期待している。僕も同じように考えたことがあるよ。敗北の中で、もっと多くのことができたんじゃないかと感じたりね。でも、これで彼や僕らが(そういう選手だと)定義づけられるわけじゃない」 さらにバンケロは、ヴァグナーが夏の間に猛練習し、さらにレベルアップして帰ってくることを予想した。 「彼は素晴らしい夏を過ごしてより良くなるだろうし、彼のことだから、これをモチベーションにしてさらにレベルアップするだろう。彼は誰も失望なんてさせていないよ。プレーオフは初めてなんだ、そんな日もある。彼のプレーを、僕たちのプレーを誇りに思うよ。また必ず戻ってくるさ」 キャリア2年目にして、コート内外でリーダーシップを発揮するバンケロ。頼れるエースに導かれ、若いマジックが来季さらなる快進撃を見せてくれることに期待したい。 構成●ダンクシュート編集部
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