「身の潔白を証明するため、お金を移す必要」警察官をかたる電話 30代女性が150万円だましとられる
「身の潔白を証明するため、あなたの口座から指定口座にお金を移す必要がある」などと警察官をかたる電話があり、山梨県中央市の30代の女性が150万円をだまし取られました。 警察によりますと21日、中央市に住む30代の女性の携帯電話に警視庁の警察官をかたる男から電話があり、「資金洗浄事件であなたの銀行口座が使われている」などと言われました。 会話を続けていると電話が転送され、兵庫県警の警察官をかたる女とつながり、SNSのビデオ通話で連絡を取り合うことになりました。 その中で女から警察手帳を提示され、「このままでは、あなたも逮捕されることになる」などと言われました。 女性は身に覚えがなかったものの、相手から「身の潔白を証明するため、あなたの口座から指定口座にお金を移す必要がある。送金したお金は1時間後に返還される」などと言われたため、3回にわたって知らない個人名義の口座に現金150万円を振り込みました。 送金後、手続きを不審に感じた女性が警察に相談し、詐欺と分かりました。 警察は警察官をかたる詐欺を見破るポイントとして、警察は ▽警察官が個人名義の口座に現金を送金させることは絶対にない ▽警察官をかたって電話をしてきた場合は、いったん電話を切り、名乗った警察署、または最寄りの警察署に電話をして確認をする などをあげていて、注意を呼び掛けています。
テレビ山梨