自由と愛に生きる女性を描くオペラ『カルメン』、絶賛されたアレックス・オリエ演出版が新国立劇場で再上演
名曲の数々とドラマティックなストーリーで、人気オペラの筆頭に挙がるビゼーの『カルメン』。自由と愛に生きる女性「カルメン」をエイミー・ワインハウスふうのポップ・スターとして描き、絶賛されたアレックス・オリエ演出の『カルメン』が2025年2月26日(水)から3月8日(土)まで、東京・初台 新国立劇場オペラパレスでふたたび上演されます。 チケットはアトレ会員と新国メンバーズの先行販売を12月30日(月)まで受付中。一般発売日は2025年1月5日(日)です。また、文化庁劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業により、18歳以下200名の招待もあります。詳細は新国立劇場のウェブ・サイトをご覧ください。 活気あふれる前奏曲、カルメンの登場で歌われる「ハバネラ」、ホセを誘惑する「セギディーリャ」、スペイン情緒みなぎるスペクタクルな「ジプシーの歌」、華やかな「闘牛士の歌」など、誰しもおなじみの名曲にのせ、自由奔放な女カルメンと一途な男ドン・ホセによる愛と死の運命のドラマが繰り広げられます。ビゼーの音楽にはフランス・ロマン派の魅惑的な響きと、スペインの民族色を取り入れた情熱的な音楽が融合し、観客を熱狂させます。 演出は、カルルス・パドリッサとともにバルセロナオリンピック開会式の演出を手がけたアレックス・オリエ。カルメン役には、強さと柔らかさをあわせ持つ美声とドラマティックな表現力でスター街道を駆け上るサマンサ・ハンキー、ドン・ホセ役には急成長中のブラジル人テノール、アタラ・アヤン。指揮は2022年の『さまよえるオランダ人』『愛の妙薬』を手がけ、ワーグナー、ドニゼッティそれぞれの美点を捉えた演奏が絶賛された、イタリア・パレルモ生まれのガエタノ・デスピノーサです。