保護猫きょうだいとの出会いから成長まで、3年間の愛あふれる軌跡を飼い主さんに聞いてみた
小さな子猫の“きょうだい”、つぶらな瞳が愛おしい……! 今回、ご紹介するのはX(旧Twitter)ユーザー@hidemayubabyさんの愛猫、キジトラ猫の男のコ「ひで」くんとサビ猫の女のコ「まゆ」ちゃんです。ひでくんとまゆちゃんは保護された当時、生後4週間ほどの小さな命でした。現在、2匹は、3才5カ月(取材時)に。立派な成猫になりました。ひでくんとまゆちゃんの成長は、その生命力そのものはもちろん、飼い主さんの愛情と努力の証とも言えるでしょう。 【写真】たくましく成長したひでくん(左)とまゆちゃん(右) 2024年4月29日、ひでくんとまゆちゃんは“うちのコ記念日”を迎えました。飼い主さんは、2匹との出会いについてこう振り返っています。 「3年前のこの日は、ひどい雨が降っていました。そんな中、激しい雨に負けず、鳴き続けて保護された4匹の子猫たち。そのうちの2匹を迎えようと決めるまでに1時間もかかりませんでした。そして翌日、ひでとまゆは保護してくれた友人の車で我が家へやって来たのです」 こうして、“きょうだい”一緒に飼い主さんのおうちへやって来たひでくんとまゆちゃん。この3年、どのような日々を過ごしてきたのでしょうか? 詳しいお話を伺いました。
ひでくんとまゆちゃんをお迎えして変わったこととは?
2021年4月28日の夜、飼い主さんの友人から子猫の動画が送られてきました。そこに映っていたのは、白眉毛のサビ猫・まゆちゃんとキジトラのひでくん。飼い主さんは、その愛らしさに目を奪われ、熟慮の末、まゆちゃんとひでくんをお迎えすることを決めました。 飼い主さん: 「2匹、一緒にお迎えすることを決めたのは、フルタイムの仕事をしていたため、1匹だけをお迎えすると寂しい思いをさせるのではないかと考えたためです。そうして、まゆとひでが一緒に我が家へ。それから、私たちは家族となって、かけがえのない日々を過ごすことになりました」 まゆちゃんとひでくんを迎え入れた飼い主さんは、休暇中、2匹のために猫用のさまざまな品を買いそろえ、トイレのしつけに追われました。その中でも、特に大変だったことがあるといいます。 飼い主さん: 「子猫のためのミルク作りや離乳食、トイレのお世話をするのは初めてでした。友人やインターネットの情報などの助けを得ながら奮闘。忙しない日々でしたが、2匹がくっついて眠る姿や、やんちゃに走り回る様子を目にすると癒やされ、充実感を味わいました」 お迎え当初、体重わずか400グラムほどだったまゆちゃんとひでくん。今、2匹は体重7キロ前後になり、立派に成長しました。 飼い主さん: 「体が大きくなってからは、カーテンやエアコンの上に登ることもなくなりました。また、私自身も猫たちにとって危険だと思われるものは片付けるように。2匹の成長とともに、家の中は“猫仕様”になっていきました。ひでまゆのために生活の一部が変わったのです」