トランプ氏のジョージア州裁判、不適切関係問われた検事が担当継続へ
(ブルームバーグ): トランプ前米大統領の選挙介入に関する刑事裁判を担当するジョージア州裁判所の判事は15日、捜査を担当したフルトン郡のウィリス地区検事が担当を継続することを認めた。同検事と恋愛関係にあったウェード主任検事が担当を降りることが条件だという。
マカフィー判事は15日、恋愛関係については不適切だったとしつつ、ウェード氏がこの裁判から外れる限り、ウィリス氏の排除を必要とするような利害の対立は生じないと判断。ウィリス氏には裁判に関与する資格がないとするトランプ氏側の主張を退けた。
今回の判断は刑事起訴の棄却を狙っていたトランプ氏らにとっては一歩後退となる。トランプ氏側は、ウェード氏の起用を巡り同氏とウィリス氏との間で金銭的なやり取りがあったと主張していた。ウィリス、ウェード両氏は不適切行為に関する臨時の聴聞で、そのような行為を全面否定し、ウィリス氏がウェード氏との関係から金銭的な利益を得たことはないと主張していた。
原題:Trump Georgia Prosecutor Willis Can Stay On If Wade Goes (4)(抜粋)
--取材協力:Chris Strohm、Patricia Hurtado.
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David Voreacos, Erik Larson