東大卒ママが夏休み中の小3息子に“絶対にやらせないこと”。「親はついやりたくなってしまうけど…」
地頭をよくするために、絶対にやらないこと。
こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」についてさまざまな実践法を提案しています。 夏休みの育児、おつかれさまです。親としては大変な時期ではあるものの、子どもにとってはいろいろなことにチャレンジできる絶好の機会でもあります。皆さんはどのような方針で子ども達をサポートしていますか? 塾の夏期講習? サマーキャンプ? 家族旅行? 実家への帰省? 選択肢は無限大にありますが、子どもの学力や個性を健やかに伸ばすためには、親のちょっとした心がけやスタンスも大切ではないかと感じています。 私は日々の食育から子どもの学力や感性を伸ばすことを実践・提案していますが、もう少し広く育児を捉えた場合、子どもの夏休みをサポートする中で大切にしていることが一つだけあります。そこで今回は、子どもの夏休みを最大限に充実化させ、子ども自身の自頭を良くするために、“絶対にやらないこと”をご紹介してみたいと考えました。 これは私自身が幼少期に母からしてもらったことであり、母になった私が意識的に実践していること。誰でも簡単にできるけれど、もしかすると勇気がいることかもしれません。さあ、話をはじめていきたいと思います。
絶対やらない唯一のことは「子どものスケジュールを決め過ぎないこと」
結論から言いますと、絶対に“やらないこと”とは、勉強、習い事、日々のルーティン、手伝いなどを時間で区切って1日のスケジュールに落として、それを子どもにやらせることです。 えっ!? と思う人もいるかもしれません。1日のToDoリストやスケジュール表を親が考えて作り込むことは、確実に子どもに何かをやらせるためには有効にみえます。 親は忙しい中で夏休みをやりくりしますから、子どもに必ずやって欲しいことはあって当然。だらだら過ごしてほしくないと願うのも共感できることでしょう。 しかしながら、スケジュールを決めるときに、親の希望を第一に提示することは、子どもの主体性や、精神的余裕、夏休みの楽しみを奪ってしまうのではないかと、私は考えています。 つまり朝起きて、子どもと1日の流れを確認し合うときのやり取りが重要で、私は「今日は何をやりたい?」とまず聞くようにしています。親としてやってもらいたいことや、学校の宿題などは、子どもの希望を聞いた後に、それ以外の時間で提案してみる。 この順番で1日のスケジュールを相談していくと、子どもは勉強やルーティンを積極的に頑張るようになることを実感しています。