春高バレー 岡山・金光学園が2回戦進出 親子3代でつかんだ勝利
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第1日(5日、東京体育館)男子1回戦が行われ、2大会連続5回目の出場となる金光学園(岡山)が郡山北工(福島)を25ー16、25ー18のストレート勝ちで2回戦進出を決めた。主将でセッターの亀山侑生(3年)は、司令塔として華麗なパス回しを見せ、多彩な攻撃を展開し、相手を圧倒した。 父でもある亀山洋司監督(44)、さらにコーチとして祖父の精二さん(74)、マネジャーとしてチームを支える妹の実和さん(1年)。まさに祖父、父、子と親子3代でつかんだ勝利だった。第1セットは、エースのOH池田耕大(3年)が11得点するなど、25ー19で危なげなく先取した。 第2セットは中盤に16-14と2点差まで迫られるが、タイムアウト直後に亀山がツーアタックを決め流れに乗ると、池田が2連続のサービスエースを含む4連続得点するなど、勝負を決めた。 父、洋司監督と祖父、精二コーチに捧げる1勝に、亀山は「春高という舞台で1勝するのがプレゼントだった。それが達成できてうれしい」とうなずいた。洋司監督も「いい息子を持ったなと思う。(今日のプレーは)100点です」と手放しでほめた。