東海道新幹線火災で新大阪駅足止め 構内で座り込む人も
30日午前11時半ごろ、東海道新幹線・東京発新大阪行きの「のぞみ225号」車内で火災が発生し上下線で運休。同線は午後2時すぎに上下線で運転を再開したが、午後6時現在も同線では遅れが続くなどダイヤが乱れ、沿線各駅では利用客が足止めされた。大阪市淀川区の新大阪駅でも出張帰りのサラリーマンなどが足止めをくらい、座り込む人もいるなど影響は続いている。
同線の改札近くでパソコンを広げていた東京都内の男性(41)は「まさかの事故ですよねほんとに」と不安な表情を浮かべながら仕事をこなす。「昨日たまたま出張で大阪へ来たんですけど、これ自由席で帰るってなると、かなりキツイものがありますよね。帰るの大変ですよ」と苦笑しながら話し、遅れを知らせる表示板を見つめていた。 新聞を広げ、火災に関する記事をじっと見つめていた大阪市内の50代の男性は「うそであってほしい話ですね。東京へ出張の予定やったけど、きょうはキャンセルになって。このニュースはかなりぞっとする。なんでこんなことになったんかなぁ」とため息をつきながら、帰宅していった。
同駅のみどりの窓口や券売機前では、午後6時前も列ができるなどしており、あちこちで「火事こわいわ」「こんなこと信じられへんわ」といった声が聞かれた。