中国・4月に中国国際消費品博覧会開催、消費回復をさらに後押し
【東方新報】第4回中国国際消費品博覧会(CICPE)が、4月13日から18日まで中国南部の海南省(Hainan)海口市(Haikou)で開催される。 中国商務部が今年を「消費促進年」と宣言したことから、この博覧会は中国の消費回復と産業のアップグレードを促進する国際プラットフォームとして機能することが期待されている。 博覧会は海南国際会議展示センター(Hainan International Convention and Exhibition Center)をメイン会場とし、省内の幾つかの会場で同時に開催される。また16~18世紀頃に活躍した大型帆船「ガレオン船」やヨット、健康消費をテーマとした展示会など様々なイベントも計画されている。 今年の博覧会の名誉ゲスト国はアイルランド共和国で、専用の展示会場がアイルランドの国家パビリオンとして用意される。また日本、カナダ、スイスなどもそれぞれパビリオンを出す予定だ。 博覧会を主催する商務部と海南省政府は、国際的な消費財ブランドの募集を引き続き増やし、国際的なブランドに「新製品」や「特別な商品」を携えて参加するよう広く呼びかけ、博覧会が「世界的な公共サービスプラットフォーム」の役割を十分に発揮できるよう図っている。これまでに募集の86.3パーセントがすでに集まっている。 前回の第3回博覧会は昨年開催され、65の国と地域から3382以上のブランドが出展し、35の国と地域から2000人以上のバイヤーが参加し、積極的にビジネスチャンスを追求したという。 海南省は、免税ショッピングが盛んな国際的な観光と消費の中心地となることを目指している。さらに、ハイレベルな自由貿易港の建設に向け、確かな前進を遂げている。 中央政府が20年に発表したマスタープランによると、海南自由貿易港は25年末までに海南島全体で独立した税関業務を開始する予定だ。 同省の昨年のGDPは前年比9.2パーセントの堅調な伸びを示し、小売売上高は10.7パーセント増加した。今年は経済成長目標を約8パーセントに設定し、小売売上高も同様の増加を見込んでいる。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。