小路紘史監督作「辰巳」の本予告公開、前作「ケンとカズ」主演2人からコメント到着
「ケンとカズ」の小路紘史による8年ぶりの新作映画「辰巳」より、本予告がYouTubeで公開された。 【動画】「辰巳」本予告はこちら 日本のリアルな裏社会を描きながらも、“日本的なもの”を極力排除したという本作は、裏稼業で働く孤独な辰巳の姿を映したフィルムノワール。元恋人・京子の殺害現場に遭遇した辰巳は、一緒にいた京子の妹・葵を連れて命からがら逃げる。復讐を誓った葵とともに京子殺害の犯人を追うことになるが、葵に協力するうちに、辰巳の中にはある感情が芽生えていく。「ONODA 一万夜を越えて」の遠藤雄弥が辰巳、「わたしの見ている世界が全て」の森田想が葵を演じた。 辰巳がなりわいとする“裏稼業”の描写から始まる今回の予告。葵がつばを吐き掛ける様子や、倉本朋幸演じる殺人犯・竜二の姿、辰巳と血に塗れた葵が車で移動するシーンが捉えられている。 また「ケンとカズ」でダブル主演したカトウシンスケ、毎熊克哉からコメントが到着。カトウは「我らが小路紘史がもがき苦しみながら、最恐で最狂で最強に愛おしいキャスト・スタッフと共にぶちかます渾身の一撃」、毎熊は「『ケンとカズ』から8年後、彼は素晴らしいキャストとスタッフを引き連れてとんでもない映画を作り上げた。最新映画『辰巳』は理屈を超えたモンスター級のパワーを放つ!」とつづった。 「辰巳」は4月20日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。後藤剛範、佐藤五郎、松本亮、龜田七海、藤原季節もキャストに名を連ねた。 ※「辰巳」はR15+指定作品 ■ カトウシンスケ コメント 「辰巳」が公開される。「ケンとカズ」から8年。僕たちはどこまで来たのだろうか。 遠くまで来たかな? 進んでる? 鬱屈とした靄や、もっともっとという渇きが僕の身体にまとわりつく。打破せよ、とこの映画は言う。荒野を行け、と僕に言う。遠藤雄弥さんが強い魂で演じる辰巳へ。ケンから血が滲むほど硬く硬く握ったバトンを。えいっ。 我らが小路紘史がもがき苦しみながら、最恐で最狂で最強に愛おしいキャスト・スタッフと共にぶちかます渾身の一撃。 ガツンと喰らえ。唾吐きながら未来へ生きてくぜ。是非見届けてください。 よろしくお願いします。 ■ 毎熊克哉 コメント 「2作目まではオリジナルの自主映画をやる」と小路紘史は頑なだった。 理由を聞いてみると「それで1作目がまぐれじゃないことを証明する」と。 いわゆる商業映画デビューを先延ばしにして、黙々と孤独に準備を進める姿を僕は見ていました。そして「ケンとカズ」から8年後、彼は素晴らしいキャストとスタッフを引き連れてとんでもない映画を作り上げた。 最新映画「辰巳」は理屈を超えたモンスター級のパワーを放つ! 必見。 (c)小路紘史