ビジネスで「スニーカー」は本当にありか? 足元だけカジュアルにならない合わせ方のコツ
「多様性」という言葉にフォーカスが当たる昨今のビジネスシーン。 ことビジネスファッションにおいても、その潮流となるのはごく自然な事象です。実はビジネスファッションの多様性についてはクールビズ・ウォームビズが提唱されていた頃から徐々に変化を遂げており、さらにコロナ禍における働き方の変遷が大きな起点となり、現在へと至っています。 【写真を見る】スニーカーはハードルが高いという人は「スニーカーソール」で変化を。トレンドを汲むならニューバランスでクラシックに ■“森”として見ると是でも、“木”ならば抵抗を感じるもの この流れによってスーツではなく、ジャケパンという選択も当たり前になり、ポロシャツやTシャツを可とする職場や職種も増えてきました。
では、ビジネスファッションでスニーカーは本当にありなのか? インナーにカットソーを選ぶように、パンツにコットンパンツを選ぶように、ノータイを選ぶように……足元にも同じように快適性やカジュアル性を求めてもいいのでは? という考え方が昨今の潮流となっています。 社会全体の流れとして、いくらビジネスファッションの多様化やカジュアル化が推進、寛容になったとはいえ、それはあくまで全体での話。個人となると、これまでの習慣や自身に根付いた印象もあるでしょうから、その流れに上手に乗るには多かれ少なかれハードルがあることと思います。
【写真】:スニーカーはハードルが高いという人は「スニーカーソール」で変化を。トレンドを汲むならニューバランスでクラシックに なかなか「本当にいいの?」や「自分がやってもいい?」と抵抗を感じる読者諸兄がいることも当然のこと。そんな抵抗を少しでも軽減できるよう、また少しでも新しい潮流へと背中を押せるように、ここではビジネススタイルに適応するスニーカーの選び方を紹介します。 ■ハードルが高いなら、まずは「スニーカーソール」で
単にスニーカーとはいえ、普段着とビジネスでの選び方はもちろん違います。「どのようなデザインか、素材か、色か」、ビジネスで与える印象や革靴との併用を考えながらスムーズに履き替えできることが大事です。 せっかく買っても使わないなんてことが、いちばんもったいないですから。また、「どのようなスタイルで合わせるか」も大切です。足元がカジュアルになるため、それに応じた合わせ方を考えないと足元だけが浮く……なんてことは避けたいもの。ここから3種類のビジネススニーカーをセレクトしますが、実際の合わせ方も参考にしてみてください。