引退のSL人吉、故郷でお披露目 地元「おかえり」と歓迎
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人気観光列車「SL人吉」をけん引し、老朽化で3月に引退した蒸気機関車(SL)、通称「ハチロク」の一般展示が18日から始まるのを前に、会場となる人吉駅(熊本県人吉市)前で17日、お披露目式が開かれた。地域の宝の“帰郷”とあって、地元住民ら約300人が「おかえり」と歓迎ムードで出迎えた。 SL人吉は、駅前に設置した長さ約25メートルのレールの上に展示されている。人吉市は来年度にこのレールをのばした上で、動くSLへの乗車が体験できる「動態展示」を実施する方針だ。 SL人吉は、2009年に熊本―人吉間で運行を開始。現役最古の国産SLが球磨川沿いを走る姿が人気を集めていた。