ウクライナ軍事支援の国際枠組み、米の関与後退なら対応必要=独国防相
[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツのピストリウス国防相は9日、ウクライナ防衛連絡グループ(UDCG、ラムシュタイングループ)は米国主導で維持されるのが最善だが、米国が関与を後退させれば、対応が必要になるとの認識を示した。 ピストリウス氏はUDCGの会合で「米国がこの形式をこれ以上維持しないと決定すれば、われわれは自ら決断しなければならない」と語った。 UDCGはウクライナへの武器供与を加速させることを目的とした同盟国で構成されるグループ。2022年にオースティン米国防長官の音頭取りで始まった。 ピストリウスは、今月20日のトランプ次期米大統領就任後に、グループの形式がどうなるかを推測するのは時期尚早だと述べた。 オースティン氏は、ロシアの侵攻を受けるウクライナを支援し続けるよう同盟国に呼びかけたが、トランプ氏が将来UDCGの会合を招集するかどうかについては言及を避けた。 「それは次期政権が決めることだ。彼らがどの方向に進むかについては推測しない」と記者団に語った。 トランプ氏の側近らは、ウクライナがロシアに占領された地域の大半の奪還を放棄する形での停戦案を持ち出している。