「我々が春に見たスタジアムの景色から一変している」東京Vの城福監督がクラブを取り巻く環境の変化に言及「千葉の壁を越えられたのは大きい」
「我々が望んだような舞台でやれている」
2023年11月26日、東京Vが昇格プレーオフ準決勝で千葉と対戦。「25分くらいまでですかね。千葉さんの圧力に押されて」と城福監督が話したとおり、試合序盤は苦しい時間帯が続いた。 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開! それでも、その時間帯を凌いで前半のうちに2点を先行。城福監督曰く「それがすごくアドバンテージになりました」。2-1というスコアが物語るとおり、接戦だった。19分に千葉の呉屋に先制点を決められていたら(実際はGKマテウスがセーブ)、あるいは違う展開になっていたかもしれない。だからこそ、城福監督は次のような感想を述べた。 「昨日の試合(清水対山形)も観ましたが、アドバンテージがあるチームの戦い方が難しい。実際にやってみて、プレーオフを勝ち抜くのは簡単ではないなと」 とはいえ、そうした経験を選手たちもして、「非常に力のある千葉の壁を越えられたのは大きい」(城福監督)。 そして指揮官は、チームを取り巻く環境の変化についても言及した。 「今日も多くのファン・サポーターが来てくれました。我々が春に見たスタジアムの景色から一変している。我々が望んだような舞台でやれている。そこで自分たちが積み上げてきたものを出すという意味で今日は満点の出来ではありませんでしたが、こうした舞台を自分たちで作れた。その舞台で勝って、次のステージに勝ち進めたことは良かった」 12月2日の清水との国立決戦でも数多くのファン・サポーターが間違いなく集結する。そこでJ1昇格を掴めるか。それを成し遂げた時、クラブそのものの空気も一変するはずだ。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【関連記事】
- 「ジャンプ力凄い」「ハーランド相手にめちゃくちゃ競ってる」遠藤航、怪物FWとの空中戦2連発に驚嘆の声!「到達点がかなり高いし当たり負けしてない」
- 内田篤人、長友佑都、酒井宏樹から得た「大切な財産」とは? 酒井高徳が語る偉大な3人とのライバル関係
- 「日本代表の誰々ではなく、今なら『アーセナルの冨安健洋』のほうが何十倍も」酒井高徳が明かす“プロサッカー選手の価値”
- 「ロボットじゃないので100%でない日はある」サウジから帰還し即先発!完封勝利に貢献の冨安健洋が明かす“昨季との違い”「僕的には大事かな」
- 昇格プレーオフ前に異例の行動。最初は「行くつもりではなかった」ビラ配りに城福浩監督が急きょ参加した理由は?【東京V】