スカイマーク発注のエアバスA330-300が羽田に到着
日本の航空会社としては初めて、スカイマークが発注したエアバス社製旅客機のA330-300型の初号機が、3月2日の午前9時56分頃、製造元のエアバス社のフランス・トゥールーズ工場から羽田空港へ到着しました。
近年、LCCが次々と新規参入するなか、かつての「格安」という立ち位置を失いつつあったスカイマークの価格競争に代わる新たな付加価値戦略として、A330-300型の就航が注目されています。 エアバスA330-300型は、全長63.69mのワイドボディ機体に、2クラス配置のレイアウトで最大335席を配置することが可能。スカイマークの導入する機体は全席プレミアムエコノミー座席の「グリーンシート」とされています。座席数は271席に留められ、窓側2列中央3列の7列配置を基本とし、シートピッチは38インチと大きく確保されています。
A330-300型は、10,500kmの航続距離を持つ双発ジェットエンジンを搭載。1993年に運航を開始しており、2014年1月の段階で合計496機が使用されています。 スカイマークは国際線参入にあたって同じくエアバス社の2階建て大型旅客機のA380-800型を導入する予定で、この機体もビジネスクラスとプレミアムエコノミーのみの配置になると告知されています。