セレクトショップ「ruketa（ルケタ）」店主の一瀬由希子さん

　服・雑貨・アクセサリー・コーヒー豆を扱うセレクトショップ「ruketa（ルケタ）」（甲府市丸の内1）が5月10日で1周年を迎えた。（甲府経済新聞） 【写真】セレクトショップ「ruketa（ルケタ）」外観 　店主の一瀬由希子さんは28年ほど前に県内アパレル企業に入社。以来、アパレル関係の仕事に携わってきた。2023年3月、甲府中心市街地の岡島百貨店が売り場を4分の一に縮小し移転する際、百貨店に勤務していた一瀬さんは「自分の居場所は自分で作るしかない。46歳、やるなら今しかない」という思いで独立を決めたという。今までの客が来店しやすいよう岡島周辺で物件を探し、「2階なので目立たない、たったの8坪。けど、ここから始めようと思った」と振り返る。 　「大人になると、今の自分に似合う服が分からなくなる時期がある。そんな大人の女性に寄り添う服を提案する、試着とおしゃべりを大事にする」がコンセプトの同店。「Veritecoeur（ヴェリテクール）」「Le pivot（ル・ピボット）」「HERENCIA（ヘレンチア）」「NOMBREIMPAIR（ノンブルアンペール」のアパレル4ブランドのほか、「ViolaBo（ビオラボ）」のアクセサリー、「Ray coffee（レイコーヒー）」のコーヒー豆、雑貨などを扱う。いずれのブランドも山梨県内での扱いは同店のみで、「ほぼ一点物」だという。 　一瀬さんは「皆さまの優しさに救われて1周年を迎えられた。これからも、わくわく試着をして、ゆっくりコーヒーを飲みながらおしゃべりができる、ルケタだけの特別な空間を作り続けていきたい。2階なので、中の様子が分からず入りにくいかもしれないが、一人でのんびりやっているので、気軽に来店してもらえれば」と話す。 　営業時間は11時～18時、水曜・日曜定休。