去年閉店の名店のカレーがキッチンカーで復活 群馬・富岡市
富岡市で長年営業し、去年9月に惜しまれながら閉店した洋食店の看板メニューのカレーがキッチンカーで復活しました。 31日に富岡市役所前の広場にキッチンカーで復活したのは、レストラン「新洋亭」のカレーです。 新洋亭は創業1925年。市役所からほど近くで長年営業し親しまれてきました。 昨年9月に店主の故・井上邦男さんの体調不良のため惜しまれながら閉店し、井上さんも今年9月に亡くなりました。 閉店後、復活を求める声が上がり、ことしの夏ごろから地元の企業や飲食店が邦男さんの家族と協力して、人気だったカレーのレシピの再現に取り組み、復活が実現しました。 31日は、事前に120食の予約があり、その他にもカレーのにおいに誘われた役所の職員らが列を作り地元の名店の味を買い求めていました。邦男さんと一緒に店を支えた妻・かず子さんも店頭に立ち、常連だった客と復活を喜んでいました。 関係者によりますと、今後も不定期での限定復活を検討するということです。