宝塚月組トップ娘役、海乃美月「命の限り続く道を進んだ先に何かがある」本拠地にサヨナラ
宝塚歌劇団月組トップ娘役、海乃美月(うみの・みつき)が12日、退団公演「Eternal Voice」「Grande TAKARAZUKA 110!」の千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。 サヨナラショーでは大劇場お披露目公演「今夜、ロマンス劇場で」をトップスターの月城(つきしろ)かなととのデュエットや「DEATH TAKES A HOLIDAY」のナンバーをソロで披露した。 最後の大階段を宝塚の正装である黒紋付に緑袴で下りた海乃は「命の限り続く道を進んだ先に何かがある。その何かが知りたくて走り続けた宝塚人生。待っていたのはこんなにも温かくて幸せにあふれる空間でした」とあいさつ。 続けて「ただただ、歌うこと、踊ることが大好きでキラキラした舞台に立ちたいと宝塚を目指した私は壁にぶつかることもたくさんありました」と切り出すと、「どんな時も支えてくれる、一緒に作品を作る月組のみなさん。いとおしい同期。そして尊敬するれいこ(月城)さん。大好きな家族、舞台を楽しみに見に来てくださるお客さまがいてくださったからこそ、今私はこんなにも幸せな気持ちでここに立たせていただいております」と感謝した。 海乃は7月7日の東京宝塚劇場千秋楽で月城と同時退団となる。